【憲法トリビア⑬】日本国憲法の草案ってどれくらいの期間で作成されたの?

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日本国憲法の草案ってどれくらいの期間で作成されたの?

日本国憲法の草案は、連合軍総指令部(GHQ)民政局の手で、昭和21年(1946年)2月4日から12日までの、僅か9日間で作成されました。
実際に草案を執筆したのは、民政局次長チャールズ・L・ケーディス大佐以下25人。2月4日、民政局長ホイットニー准少から、民主主義下の天皇制擁護、戦争放棄など、3原則をメモしたいわゆるマッカーサー・ノートと呼ばれる三原則を渡され、日本人立ち入り禁止の密室で、9日間で草案を書くよう命令されました。
ちなみに大日本国憲法は、
1876年(明治9年)9月6日、明治天皇は「元老院議長有栖川宮熾仁親王へ国憲起草を命ずるの勅語」を発せられてから、なんと13年後の1889年(明治22年)2月11日、明治天皇より「大日本憲法発布の詔勅」が発せられました。
当時は様々な事情があり、短期間で憲法草案を作成する必要があったとはいえ、それ70年間もそのままとは驚きですね。



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